ラブストーリーズ 2「オトナの恋愛事情」

…私のような女が他にもいるんだろうなぁ。と、思いたい

女性雑誌編集部に勤める山岸詩織（丸純子）は独身・38歳。 都内にマンションを購入し、仕事一筋の忙しい日々を送っている。詩織の最近の癒しといえば女性向けアダルトビデオを鑑賞して、お気に入りのAV男優・駿介（有馬芳彦）との2.5次元妄想恋愛に浸ること。夢の中に出てくる駿介はいつも優しく微笑んでくれる。そんなある日、詩織のマンションに姪の冴子（間宮夕貴）が転がり込んでくる。冴子はお金が貯まるまで居候したいと言うが、勝手に男を連れ込む始末。注意すると「自分だって本当は男とやりたいんでしょ！」と反撃されてしまう。

そんな詩織に、絶好のチャンスがめぐってきた。上司から頼まれ、女性向けAV男優特集の現場を取材することになる。目の前に本物の駿介がいることに興奮する詩織。駿介もまんざらでもないようで、会ったその日に詩織を食事に誘い、年上の大人の女性が好きだと告白する。

その夜、詩織が上機嫌で帰宅すると、キッチンに見知らぬ中年男が立っていた。男はあたふたするが、冴子が出てきてその男は自分の彼氏だと言う。親子ほど歳の離れた二人を見て、詩織は…？

監督・脚本・編集 森川 圭 (Kei Morikawa)

1964年、東京都出身。

助監督・制作・撮影助手を経験した後、望月六郎監督作『スキンレスナイト』（91）の企画を担当｡ 1992年、オリジナルビデオ『AV女優志願』で監督デビュー。 映画『２ちゃんねるの呪い 新劇場板～本危～』（12）『エクステ娘劇場版』（14）を監督し、舞台「メイクルーム」シリーズの作・演出を手掛ける。 2015年『メイクルーム』の映画化で監督し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015オフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞。2016年、監督作『メイクルーム２～４ヶ月後～（仮）』『JKオブザリビングデッド（仮）』の公開を控えている。